妊活応援ブログ

池田麻里奈

第3回

コントロールされた性交渉

子供がほしい、子供がほしい
毎日そんなことばかり考えている
お金を払って子供ができる保証があるなら、今すぐにでも借金をして支払うのに。

病院に通い始めれば、何かが変わると思っていた。
不妊「治療」という名前が私に与えたイメージは、
原因を探し、その不具合を治す、結果妊娠すると思っていた。

タイミング療法・・・
医療の手は借りるけれど、最終的には夫婦の力量に任されている曖昧な治療。
治療というのかも疑問。
指定された日の性交渉は、病院に通う前に2年間やってきたこと。
夫婦の仲もストレスがピークに達していて、タイミングの日に、険悪な雰囲気になることはしばしば。

なぜ好きな人と結婚したのに、その行為ができなくなる。
子供はその行為をしなければ、絶対にできません。
タイミングを計って排卵日にしたって1回につき妊娠率は10%。
こんなに低いのにも驚きですけど、何もしなければ0%です。

リセットされた日から排卵日のために通院していたことすべてが無駄になってしまう。
一方、夫は排卵日の一日が無駄になった、と思っている。
この差は積み重なり、夫婦の温度差をうみました。

夫も同じ時間を費やして仕事仲間に頭を下げ、待合室で時間を気にしてハラハラしたり、
嫌なエコー診察を受けていれば、もっとこの日が大切な日だと理解したでしょうか。
自分が経験していなくても、ふたりの将来の子供のために隣でがんばっている妻の姿は注意を促さないと目に入らなかったのでしょうか。
不妊治療は男女同じように負荷がかかりません。そのことを忘れて話しをすると考え方の違いが生まれます。

あなたは何を協力してくれるの?
排卵日だけがあなたの出番なのよ。

そんな思いが募り気持ちはどんどん離れてきました。
いっそ他の人と結婚した方が早いのではないかということも過ぎります。

夫からは「好きで遅くまで仕事しているわけではない」と言われ
周囲からの「子供はまだなの?」と責められ続け、
友達の妊娠、同僚の妊娠。

私の味方は誰もいない、そんな気持ちでした。

もう排卵日に愛し合うことは無理。
でも子供は諦めきれない。

夫に「子供は欲しいのか?」と聞くと「欲しい」と答える。
「誰の?」と聞くと「君の」と答えました。

人工授精の提案に夫もホッとしていました。もちろん私も。

つづく

はじめての不妊治療

はじめての不妊治療の方に向けて、「不妊治療とは」「セルフチェック」「不妊治療の流れ」「治療方法」「運命の病院に出会う5つのコツ」「初めて体験」「パートナー(男性)の不妊について」「不妊治療用語集」をまとめました。

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