妊活応援ブログ

池田麻里奈

第15回

家族ってなんですか?

2013年に上映された福山雅治主演の映画「そして父となる」は、血のつながりや家族というものを考えさせられる作品として話題になりましたよね。
私も夫と観に行き、色々と話をしました。

家族ってなんでしょう。
自分の育った家族や親戚を思い返してみると、血のつながりと心のつながりは決して一致していません。子供の自分をどれだけ想ってくれているか、幸せを願っているか、一緒に楽しい時間を過ごしたか・・・。映画ではいったん産みの親元で生活しますが、今まで通り育った家に戻ります。
血のつながりよりも大切なものがある・・・子供のいない私にとっては救われた結末でした。

乳児院に預けたまま面会に年に1回しか来ない親がいます、そればかりか預けたまま連絡が取れない親もいます。ある若者から、3歳の時に施設に預けられ、退所する18歳まで1度も親が来なかったと聞きました。いったい誰が彼の家族なのだろう、それでも血がつながっているから「家族」と言えるのでしょうか。

赤ちゃんにとって目の前にいる人が「世界」です。血のつながりなんて赤ちゃんは考えていません。いつもお世話をしてくれる優しい人が親と認定されます。なので、赤ちゃんからの子育ては自然と愛着関係を築きやすい。
最近はステップファミリーが増えているので、小・中学生からの中途養育は、里子に限らず増えています。里親や親の再婚相手に遠慮したり、逆にわがままに試したり、いろんなことが起こります。子供もたくさんの葛藤と闘います。育ての親もかなりの努力が必要です。

先日、シンポジウムで施設や里親のもとで育った若者が、自らの生い立ちを発表しました。発表者の元里子は現在21歳。生まれてすぐに乳児院に預けられ、小学生から里親宅で育ちました。「今日、お母さんが来ています!」と会場にちょっとはにかみながら目を向けると、手を振る里親さん。
“お母さん”か・・・、きっと彼には当たり前の呼び方なんだけど、私はそんなちょっとしたことでも嬉しかった。もちろんここまで辿り着くまでに両者が努力を重ねたのだと思います。

小学生からでも、いや、いつからでも、子と向かい合えば親子になれるんだ、家族になれるんだと彼らを見て思えました。

実際に世の中には血がつながっているけれど崩壊している家族はたくさんあります。愛を語る時、血のつながりを言い訳にはできませんね。どれだけ子供に向かい会えるか、それに尽きるのかもしれません。

お知らせ

コウノトリの会「第5回養子縁組セミナー〜ゲスト里親さんご夫婦〜」
2016/11/5(土)9:30-11:30
参加費3,000円(ご家族1名無料)
場所:港区立白金台いきいきプラザ
詳しくはコウノトリこころの相談室(http://kounotori.me/?p=3012

はじめての不妊治療

はじめての不妊治療の方に向けて、「不妊治療とは」「セルフチェック」「不妊治療の流れ」「治療方法」「運命の病院に出会う5つのコツ」「初めて体験」「パートナー(男性)の不妊について」「不妊治療用語集」をまとめました。

特定不妊治療費 助成金情報


『妊活』の商標は株式会社メルクセローノが保持しています|Copyright © 2013-2017 妊活応援なび. ALL RIGHTS RESERVED.