もくじ
赤ちゃんの1歳半(1歳6ヶ月)健診のチェックポイント
1歳6ヶ月健診は各市町村の保健センターなどの場所で、集団で行われることが多いです。
一番のポイントはひとり歩きと言葉の発達です。
今までの内科健診に加え歯科検診も行われます。
今までは体の発達を心配するママが多かったですが、1歳6カ月になるとほとんどの子が歩けるようになり、今度は精神面や言葉の発達が心配になってきます。
言葉の発達は体の発達と同じように個人差がかなりあります。
生活環境や性格なども、言葉や心の発達スピードに大きく影響しています。
発達が遅い子でも早期に働きかけることで、遅れを取り戻すことができることもあるので、健診を受けて現在の発達状況をしっかり把握しておきましょう。
1歳半(1歳6ヶ月)健診のチェック項目
身体測定
身長
身長計は寝転がって測る幼児用のものがある場合と、立って測る身長計が置いてある場合があります。
寝転がって測るものは嫌がって、起き上がろうとしてしまうことがあります。
嫌がって暴れてしまっても、保健士さんたちは慣れているので、焦ったりしなくて大丈夫です。
協力してさっと測ってしまいましょう。
体重
体重計は赤ちゃん用のスケールではなく、立って測る体重計が置いてあります。
こわがって足を乗せてくれないときは、大人が抱っこして測ったものから大人の体重分をひいて算出しましょう。
頭囲・胸囲
体がしっかりしているので、測り易く誤差も少なくなります。
嫌がってうまく測れないときは抱っこして落ち着かせて測ってみましょう。
全身のチェック
頭部
大泉門の状態をチェックします。
1歳~2歳の間にふさがるのでこの時期に塞がっていないこともあります。
聴診
胸とお腹に聴診器をあてて、心臓の音や腸の動き、呼吸の音を確認し、異常がないか調べます。
体全体
皮膚の状態や体のどこかに異常がないかをチェックします。
その他には、視力や聴力の検査、お腹を触診し異常がないかなどをチェックします。
発達のチェック
ひとり歩き
この頃になるとほとんどの子が歩けるようになってきます。
まだバランスが悪くこけてしまうこともあります。
まだ手を振って歩かず、手を広げてバランスを取ったりします。
歩き方やバランスを取ろうとしているかなどをチェックします。
指や手の動き
細かい物を掴む、おもちゃを持ち替える、積み木を積む、絵本のページをめくるなどの動作ができるかチェックします。
健診の時に嫌がってしなくても、普段の様子をママが伝えれば大丈夫です。
言葉や心の発達
物の名前がわかる、自分の名前を呼ばれると振り向く、意味のある言葉を話す、物を渡す、絵本などを指さすなどができるかをチェックします。
赤ちゃんに挨拶やバイバイをして、どのような反応をするのかをみてチェックすることもあります。
全てができなくても大丈夫です。
言葉の数が少なくても、ママが話す言葉を理解しているようであれば大丈夫です。
言葉が出るタイミングは、その子によって大きく差があります。
問診
食事の様子、コップが使えるか、言葉の種類や数、遊びの様子などをチェックします。
心配事があるときは忘れずに相談しておきましょう。
歯科健診
歯の本数や生え方、虫歯がないかをチェックします。磨き方の指導があることもあります。