もくじ
赤ちゃんの6~7ヶ月健診のチェックポイント
6~7ヶ月健診で一番のポイントは、おすわりと物に手を伸ばしてつかむかです。
寝返りもポイントになりますが、寝返りをしない子もいるのでまったくできなくても心配いりません。
おすわりもこの時期にできない子はまだまだいるので、しっかり座れなくても首がすわり、背中や腰もすこししっかりしてきているかを見ます。
人見知りが始まる時期なので、健診の最初から最後まで泣き続けてしまうこともありますが、こればかりは仕方のないことなのであまり周りを気にしなくても大丈夫です。

赤ちゃんがあまり泣かなくて済むようにお気に入りのおもちゃなどを持っていきましょう。
泣いてしまうと発達がしっかり確認できないこともありますが、医師が他の項目で発達状況をみたり、ママからの情報で判断したりするので、健診を受け直す必要はありません。
6~7ヶ月健診のチェック項目
身体測定
身長
赤ちゃん用の測定器で寝かせた状態で測りますが、寝返りができるようになったり、力が強くなります。
嫌がって暴れてしまうとなかなか測れないこともあります。
体重
赤ちゃん用のスケールや落ちないようにかごが付けられた体重計で測ります。
スケールは乗せる部分が浅い物があるので、落ちないように気をつけましょう。
暴れてしまうと正確に測れませんが、仕方ないこのなので気にしなくても大丈夫です。
正確な数値は自宅で測って、母子手帳の次の健診までの記録の欄に記入しておいてもいいと思います。
体重の増えはゆるやかになってきます。
頭囲・胸囲
お座りができるようになるので、正確な数値が測れるようになってきますが、何にでも手を伸ばすようになったり、暴れたりしてしまうのでうまく測れないことも。
標準のグラフから飛び出してしまっても、急激に変化せず緩やかなカーブを描いているようであれば大丈夫でしょう。
頭囲は標準の範囲より3センチ以上、数値が離れているときは注意しましょう。
全身のチェック
頭部
大泉門の状態を確認します。この時期もまだふさがっていません。
聴診
胸とお腹に聴診器をあてて、心臓の音や腸の動き、呼吸の音を確認し、異常がないか調べます。
口腔内
口の中に異常がないか、歯が生えている場合は生え方や本数などもチェックします。
視力、目
目が見えているか、動きは正常か、目やには出ていないかなどを確認します。しっかり物を見られるようになってくるので、斜視の検査がしやすくなります。
体全体
皮膚の状態や異常がないか確認します。
その他には、股関節、お腹の様子、聴覚、手足の様子、性器などの様子もチェックします。
発達のチェック
おすわり
おすわりの様子をチェックします。赤ちゃんを座らせて少し手を離し、座っていられるかを確かめます。
まだ横や前に倒れてしまう子も多い時期なので、できなくても大丈夫です。発達の様子をチェックするのが目的です。
ハンカチテスト
顔の上に掛けられたハンカチを、手で払いのけられるかをチェックします。
払いのけられなくても、嫌がったり楽しんで遊んだりなど、何か反応があれば大丈夫です。
寝返り
寝返りができるかをチェックします。
寝返りはできる時期に差が出やすい動作なので、全くできなくても心配ありません。
家ではきているのに、健診中は機嫌が悪く全くできないこともありますが、その時は家出の様子を伝えれば大丈夫です。
手でものを掴めるか
おもちゃなどの興味があるものに、手を伸ばして取るかをチェックします。
機嫌が悪い時や、おもちゃに興味がないと全くしないこともあります。
家で一度チェックしてから健診に行くといいと思います。
問診
テレビやCDなどの音に対しての反応の仕方、発生の様子をチェックします。
家での赤ちゃんの様子を確認しておくと、スムーズに伝えられます。
離乳食の進み具合や母乳やミルクの量などについてもチェックします。
生後6ヶ月ごろになるとママからもらった免疫が弱くなり、いろいろな感染症にかかり易くなるので、感染症についての指導が行われることもあります。