もくじ
母乳が本当に足りているか心配なときは
母乳の場合は赤ちゃんの飲んだ量が目に見えないので、赤ちゃんの体重が増えなかったり赤ちゃんがいつも泣いているなどのトラブルがあると母乳が不足しているのではと、心配になってしまうと思います。
それらは「母乳の不足感」であることが多く、それを「母乳の不足」と間違えることが多く、
ストレスを感じることによって、だんだんとおっぱいが出なくなるという悪循環を招いてしまうことがあります。
不足感と不足の違いを確認しよう

授乳前後に赤ちゃんの体重を測ることで、母乳がどのくらい飲んでいるかわかります。
体重計がない時は下記の項目をチェックしてみましょう。
- おしっこが1日6回以上出ている
- 平均して体重は増えている
上記の二つが当てはまれば母乳は足りています。
間違えやすいのは、
- 頻繁におっぱいを欲しがる
- 機嫌が悪くよくぐずる
- おっぱいが張ってこない
上記の3項目で、これらは母乳不足の時にも表れるものですが、すべてが母乳不足とは限らないので注意が必要です。
見分けるのは難しいですが、あやして泣きやませたり頻繁に吸わせて母乳の出をよくしたりしてしばらく様子を見てみましょう。
明らかに母乳不足だと感じるときはミルクをたすなどの対策を。
赤ちゃんが成長する時期の不足
赤ちゃんが頻繁におっぱいを欲しがるのは、赤ちゃんにはたくさん成長する時期があり、その時期には普段よりたくさんのおっぱいを欲しがるため、頻繁に飲むようになります。
この様な時期に母乳が足りていないのかな?と思うママもいますが、ママも赤ちゃんに合わせて頻繁におっぱいを吸わせることで母乳もたくさん出るようになり、母乳不足になることはほとんどありません。
この時期は身長がよく伸び体重が増えないこともあります。
赤ちゃんの様子や身長、搾乳して母乳の出を確認するなど、様々な視点から母乳の出を確認してみましょう。

母乳はママの食事のないようや体調によって母乳の出が悪い日や時間帯もあり、赤ちゃんが母乳をたくさん必要とするときは、ママの体も母乳をたくさん作るので、疲れがたまりがちです。
疲れがたまってしまうと母乳の出に影響するので、赤ちゃんを育てているときは疲れたら栄養をしっかり取って休むように心がけましょう。
このような時期はあまり神経質にならないようにし家事は手抜きにしたり、家族に協力して乗り切りましょう。
完璧主義のや頑張り屋さんのママは家事ができないと気になってしまい余計にストレスになることもあるかもしれませんが、今だけは見て見ぬふりをして体が楽な時に頑張りましょう。
家事はあとからいくらでもできますが、母乳を与えられるのは少しの期間しかないので、できるだけたくさん赤ちゃんにあげられるように、前向きに頑張りましょう。
頻繁に泣くのは空腹ではないことも

新生児のころは赤ちゃんが泣けば母乳を与えるのが基本ですが、月齢が進むにつれて赤ちゃんは心も成長し空腹以外でも泣くようになります。
ですから、頻繁に泣くから母乳が足りていないわけではないこともあります。
母乳を飲んでしばらくすると泣き出すときはすぐに母乳を与えるのではなく、しばらく抱っこしてあやしてみたり少し外に出てみるなどして様子をみましょう。
ただ口さみしくおっぱいを欲しがることもあるので、その時は安心させるために吸わせてあげてもいいでしょう。
赤ちゃんは成長とともに様々な感情現れるようになるのですが、まだ言葉がしゃべれないために泣く回数が増えてしまいます。
泣き声だけで判断するのは難しいこともあるので、赤ちゃんの様子をよく見たり赤ちゃんに触れて様々な視点から観察して理解してみましょう。
赤ちゃんが頻繁に泣く時期もありますが、抱き癖は気にせずたくさん抱っこやおんぶをしてあげましょう。
赤ちゃんに頻繁に泣かれるとママはイライラしてしまうこともありますが、今だけは少し我慢をして付き合ってあげましょう。
ママが赤ちゃんと接すると母性が育まれるので抱っこやおんぶはとても良い事なのです。
どうしてもイライラしてしまったり疲れがたまっているときは、赤ちゃん以外のことはすべて手抜きをしたり、パパや周りの人に協力をお願いしましょう。
神経質にならない頑張りすぎない育児が大切です。
おっぱいが張らなくなる時期がくる
おっぱいが張らなくなったから母乳が足りないと感じるママもいますが、おっぱいが張らなくなるのは母乳が出ていないというわけではなく、多くのママのおっぱいは出産してから数ヶ月経つと、張った状態がなくなり赤ちゃんが母乳を飲みだすと出るようになります。
その時期に母乳が出ていないのでは?と勘違いしてしまうことがあります。張らないのおっぱいの特徴は赤ちゃんがおっぱいを吸うと、乳房にツーンと言うような感覚がありその後母乳がたくさん出始めます。
一度、ツーンとなった時におっぱいから赤ちゃんを離したり、母乳を搾ったりして見るとわかると思います。
その頃には赤ちゃんも一度にたくさん飲めるようになっているので、授乳時間も短くなってきます。
赤ちゃんの吸う時間が短くなっても、母乳が出ていないとは限りません。
赤ちゃんは母乳が足りなければ吸い続ける、泣いて怒るなどの仕草を見せることが多いのでよく観察してみましょう。
母乳を出すにはとにかく吸わせることが大切

このように、母乳の不足と母乳の不足感を間違えてしまうことがあるので、もう一度よく観察してみましょう。
安易にミルクを与えてしまうと、その分だけおっぱいを飲まなくなりさらに母乳が不足してしまいます。
授乳後にミルクを与えたらよく飲んだので、母乳が不足しているとい思うこともありますが、まだ幼い赤ちゃんには満腹感がと言う感覚が未発達なため、与えたミルクをたくさん飲むことがあります。
その為授乳後でもミルクを飲むことがあるのです。
その他にも、搾乳したら十分な量が出ず母乳不足と判断するママもいますが、搾乳だけで赤ちゃんが飲むくらいたくさんの母乳を搾るのはとても難しいのです。
その為、搾乳の量が少なくても、母乳不足とは限りません。
母乳不足と母乳不足感の判断は難しいですが、母乳育児を続けたいママは安易に哺乳瓶でミルクを与えてしまうと飲みやすさや味から母乳を拒否してしまう赤ちゃんもいるので注意してほしいです。
母乳不足は赤ちゃんのおしっこの回数や体重、機嫌などを観察し総合的に判断しましょう。
母乳が不足していると感じたときは、まずは時間にとらわれず赤ちゃんが欲しがるだけ母乳を吸わせ乳腺を刺激し母乳がたくさん作られるように促してみましょう。
また、ママの疲れがたまっているときは母乳の出が悪くなってしまうので、しっかり食事と水分を摂り睡眠もしっかりとるように心がけ母乳がたくさん出るように色々と試してみましょう。
いろんなことを試してもどうしても母乳が出なくなってしまうこともあります。
私も生後半年でストレスからどんどんでなくなってしまいました。
その場合は母乳育児にこだわらずミルクを与えましょう。ミルクでも赤ちゃんは元気に育つので、育児は神経質にならず臨機応変に頑張りましょう。