乳頭が切れてしまい授乳がつらい
乳頭が切れてしまう原因は、乳頭の伸びが悪い、長時間吸わせた、吸わせ方が浅い、赤ちゃんが噛んだなどの時です。
乳頭が切れているときの授乳はかなりの痛みを伴うため、ママにとって授乳がかなりの苦痛になっていると思います。
また、初めておっぱいをあげるときは、まだ乳頭が弱いので切れたりすれたりしてしまうことはよくあります。
乳頭の切れ具合に応じた対応をしましょう
授乳時の痛みがひどい時は授乳前に少し搾乳をして、乳首を柔らかくしてから与えたり、しばらく冷凍庫で冷やしたコットンやガーゼで、乳頭を冷やしてから授乳してみましょう。
凍った布は皮膚にくっついてしまうことがあるので、凍っていないものを使ってください。
タオルで保冷剤や氷が入った袋をくるんで冷やすのもいいと思います。冷やすことで痛みが少し和らぎ授乳時の痛みを軽減できます。
その他に乳頭保護器を使う方法もあります。乳頭保護器を当てても赤ちゃんが上手に吸う場合は、しばらく保護器を使って傷を治しましょう。
授乳後の乳頭はエキストラバージンオリーブオイルや精製された馬油を塗りラップ等で覆い、乾燥させないようにしましょう。乳頭や乳輪部分を日光に当てると皮膚が強くなり切れにくくなるのでおすすめです。おっぱいを日光浴するときは周りに気を付けてください。
傷や痛みひどい場合は少しお休みしましょう
傷口が授乳するたびに大きくなったり、細菌が入り炎症を起こしたりしてひどい場合は授乳を少し休みましょう。
痛みが強い場合も少しお休みしましょう。
片方だけの場合は切れていない方は授乳を続け、切れている方は搾乳して母乳を出すようにしましょう。
両方とも切れてしまった場合は搾乳し手母乳を与え、足りない分はミルクで補うようにしましょう。
できるだけ早く授乳を再開させるとトラブルも少なくて済みますが、ママがおっぱいの様子を見ながら再開させましょう。
授乳は乳頭を浅く吸わせていると切れやすいのでなるべく深くくわえさせ、授乳前や後に乳頭を洗浄綿等で拭くと乾燥で切れやすくなります。
汚れが気になる場合は脱脂綿やガーゼ等で吸い取る程度にしましょう。
治りが悪い場合や傷口が大きく痛みが強い時は病院で診てもらい、薬を処方してもらいましょう。
頻繁に泣くのは空腹ではないことも
新生児のころは赤ちゃんが泣けば母乳を与えるのが基本ですが、月齢が進むにつれて赤ちゃんは心も成長し空腹以外でも泣くようになります。ですから、頻繁に泣くから母乳が足りていないわけではないこともあります。
おっぱいが張らなくなる時期がくる
おっぱいが張らなくなったから母乳が足りないと感じるママもいますが、おっぱいが張らなくなるのは母乳が出ていないというわけではなく、多くのママのおっぱいは出産してから数ヶ月経つと、張った状態がなくなり赤ちゃんが母乳を飲みだすと出るようになります。
母乳を出すにはとにかく吸わせることが大切