皆さんの不妊治療体験談

3度の流産を経て、体外受精で2人の子どもを出産「どんなにがんばっても克服できないのは『年齢の壁』だと実感しました」

33歳から不妊治療を始め、3度の流産を経験したMJさん。先の見えない不安を抱えながら、それでもあきらめず前向きに治療を続け、35歳で1人目を、41歳で2人目を出産しました。採卵は計7回、移植は計10回に及んだ不妊治療の内容、その気持ちについてお聞きしました。

―― 不妊治療を始められたのは、いつですか?

結婚後、赤ちゃんが欲しいと思い頑張ってみましたが、1年過ぎても妊娠できなかったんです。当時33歳で、あまりのんびりもできないと思い、病院へ行くことに。会社勤めだったので、まずは自宅から近くて通いやすい病院を探して行きました。
当時は、子づくりを始めればすぐに妊娠できるものだと思っていたので、病院に通い始めて「赤ちゃんができなくて、苦労している方はこんなに多いのか!」とびっくりしましたね。

―― どんな治療をされたのでしょうか?

まずタイミング法を3ヶ月、その後ステップアップして人工授精へ。自分なりに調べてみると、人工授精だと4~5回で妊娠する方が多いようでしたが、私は8回やっても妊娠しませんでした。その頃から体外受精は視野に入れていましたが、私が通院していた施設は体外受精をやっておらず、1年近く通った後に転院することにしたんです。

―― 2つ目の病院を選んだポイントは?

インターネットの口コミと、体外治療の実績と成功率です。あとは、前の病院で注射のためだけに、会社を休んで通院するのがかなりストレスだったので、自然周期採卵の病院を選びました。
すごく人気のある病院だったので、覚悟して行きましたが、やはりすごく待ちました(笑)。先生方も忙しくゆっくりお話することができない雰囲気で、それが不満だという方の話も聞きましたね。でも、私は事前にネットなどで調べ質問したいことをメモして、診察時にスムーズに聞けるようにしていたので、私は気になりませんでした。自分の勉強にもなったので、私にはこの病院が合っていたのだなと思います。


―― どんな治療をされましたか?

初めての体外受精では、採卵数2個。ふりかけ受精させましたが、多精子受精のため移植できませんでした。2回目は、採卵数6個。顕微授精で1つを移植しましたが陰性。胚盤胞まで育った2個を凍結し、その後移植。そこで初めて陽性判定をいただきました。
でも心拍も確認できた9週で流産してしまったんです。掻爬手術の日まで毎日泣いていましたが、“どうしても赤ちゃんが欲しい”という気持ちで、休まず通い続けました。その後、残りの凍結胚を移植し、再び陽性判定、10週目でクリニックを卒業しました。転院して約1年後でしたね。

―― 第1子を無事に出産された後、再び治療をされたんですね。

上の子どもが3歳で卒乳したので、そろそろ2人目が欲しいと思い、タイミングをとってみましたが、やっぱり1年過ぎても妊娠できず…。子どもが幼稚園に通い始めると、その時間で通院できると思い、39歳で治療を再開しました。
1人目の治療から約5年経っていましたが、不妊治療に対する周りのイメージはずいぶん変わったなと感じました。東尾理子さんら芸能人の方が治療をしていることを公表されたこともあったのだと思いますが、5年経った頃は不妊治療がよくある話になっていましたね。
また、1人目のとき、会社勤めしながらの通院がストレスだったんですが、2人目は専業主婦だったので金銭面の不安がありました。


―― 2人目での治療でも、流産を経験されたそうですね。

2人目の治療では、採卵を5回、移植を7回しましたが、心拍確認後の流産を2度経験しました。1人目のときも1度流産していましたから、流産宣告は比較的冷静に受け止められましたが、本当につらかったです。また流産したら、治療はやめようと思っていました。

―― 不妊治療を続けていて、一番つらかったのはどんなことですか?

先の見えない不安が辛かったです。こうすれば良くなる、治るという正解がないので。金銭的な不安もありましたし、がんばっても授からなければすべてがムダになる気がして…。
そんな時、ツイッターなどのSNSで知り合った、同じ境遇の方々との出会いに励まされました。情報交換やグチを言ったり聞いてあげたり。そんなお友達ができたことが良かったと思っています。


―― 妊娠・出産できた理由は何だと思いますか?

あきらめなかったことですね。あと、2人目の時は体に良いと言われていることは、なんでもチャレンジしました。ビタミン剤を飲んだり、毎日のご飯を玄米にしてみたり、飲み物はカフェインレスのルイボスティーを愛飲していました。
また、流産しにくい体づくりのために、毎日ウォーキングを行い、週1回は岩盤浴へ通い血行を良くすることを心がけていました。


―― これから治療を始めようとしている方に、メッセージがあればお願いします。

“赤ちゃんを授かるためにどんなことでもがんばろう!”と思っていましたが、どんなにがんばっても克服できないのが『年齢の壁』でした。ですから、“赤ちゃんが欲しい”と思ったら、早く病院に相談して欲しいです。
いろいろな病院があるので、この病院が一番いい!とはなかなか決められないと思います。自分には合っていても、他の人には合わないことも多いですから、躊躇しないでセカンドオピニオンを受けて、自分に合った病院を見つけて欲しいですね。



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