不妊治療とは

不妊治療とは

医学的には、定期的な夫婦生活を送り、避妊していないのに1年間妊娠しない場合を「不妊症」といいます。1回の排卵で出産を期待できる割合は10~25%ほどだといわれ、排卵日に性交できたとすると、4~10ヶ月ほどで妊娠できることになり、実際1年以内に8割が妊娠しているというデータがあります。仮に2ヶ月に1度しか排卵と性交とのタイミングが合わなかったとしても、8~20ヶ月で妊娠できることになり、実際2年以内では90%が妊娠しているとされています。


不妊治療とは

「なかなか妊娠しないし、病院へ行ってみようかな…」とは思ってみても、いざ病院へ行くとなると何かと不安がつきまといますよね。
そこで、病院へ行く前に感じるさまざまな疑問について、わかりやすくお答えします。
今ある不安を解消して、次へのステップへ踏み出しましょう。

病院の疑問

子どもは欲しいけど、病院へ行ったほうがいいの? 自然にまかせてはダメ?

体に問題がないか、まずは検査を受けてみるのもいいでしょう。

不妊症の定義とは「特に避妊せず、普通の夫婦生活を2年続けても妊娠しない場合」とされています。この定義にあてはまる場合は、検査を受けることを考えてみましょう。
また女性の年齢も問題です。
年齢が高くなるにつれて妊娠率は下がり、特に30代後半からはぐっと妊娠率が下がります。
逆に35歳頃から流産率や、ダウン症の発症確率は上昇していきます。
“病院へ行けばすぐに妊娠できる”とは限りませんから、少なくとも30代であればまずは検査をすることを検討してみましょう。
また、病院によっては無料の不妊治療説明会を開いている場合もあります。
まずはそこで話を聞いたり、質問したりするのもおすすめです。

病院は婦人科を受診すればいいの? 不妊治療専門の病院へ行くべき?

不妊治療専門の施設なら、より安心です。

かかりつけの婦人科があればそこを受診するのもいいでしょう。不妊治療の最初のステップである一般不妊治療(タイミング法や人工授精)なら、婦人科で行っている場合もあります。
しかし、不妊治療専門の施設であれば、不妊治療に関して知識も経験も豊富なドクターに診てもらうことができるため、より安心だといえます。体外受精などの高度生殖医療にトライすることになった場合も、病院を変えなくていいというメリットもあります。
通院のしやすさ(アクセスや診察時間など)や、どんな治療が中心なのか、治療方針なども考慮して選ぶとよいでしょう。
不妊治療専門の施設の場合、初診は予約が必要な場合があります。病院を選んだら、電話やメールで問い合わせてみることをおすすめします。

病院へ行くと何が分かるの?

不妊原因がないかどうかがわかります。

初診の場合、問診では月経周期や月経の程度、最終月経などを細かく質問されます。
基礎体温表をつけている場合は持参するとよいでしょう。
さらに内診や子宮や卵巣の状態を調べる経膣超音波検査なども行われます。
これらから排卵があるかどうか、子宮筋腫や子宮内膜症などの不妊原因がないかどうかを調べることができます。
不妊治療の専門施設では、基本的な検査に2~3ヶ月ほどかかります。というのも排卵後にしかできない検査などがあるためです。これらの検査によって不妊原因が見つからない場合は、タイミング法からスタートすることになります。

夫の治療の疑問

夫は診察に同伴すべき?

できるだけ一緒が良いでしょう。無理でも検査はできます。

施設にもよりますが、初診時にご主人と一緒の来院を勧められる場合があります。
というのも、不妊原因は女性だけにあるわけではないからです。
WHOの調査によれば、男性にも原因があるケースが約半数あり、不妊治療においては男性の精液検査も必須であるといえます。男性が来院できない場合は、自宅で精液を採取し、病院へ持って行って検査を行うことも可能です。
男性側に問題が見つかったときは、男性不妊外来を掲げる病院や泌尿器科などで治療が可能です。

夫が治療に協力的ではない場合、治療はできない?

約半数が男性に不妊原因があるため、検査は必須です。

子宮筋腫や子宮内膜症といった体の治療は女性だけでもできますが、妊娠を目指すのであればご主人の協力は不可欠です。たとえば女性側に不妊原因が見つかって治療を行ったとしても、男性側に不妊原因があれば妊娠することは難しくなってしまいます。
子どもを持つということは夫婦の問題です。パートナーの理解を得て、夫婦で協力して治療を始めたいですね。

お金の疑問

不妊治療の治療費は高いと聞くが…?

健康保険を使える治療もあります。

不妊治療の治療費が高いといわれるのは、健康保険が使えない治療があるからです。
健康保険なら医療費の一部を負担すればいいところ、健康保険が使えないと医療費全額を負担しなければなりません。不妊治療では体外受精などの高度生殖医療(ART)は健康保険を使うことができないため、“高い”といわれているのです。
しかし健康保険を使える治療もあります。初期の検査の多くは健康保険を使えますし、タイミング法や人工授精では保険を使える場合が多くあります。施設によっては治療費をホームページで公開していますから、事前にチェックするといいでしょう。

薬の疑問

不妊治療で使われる排卵誘発剤って、なんとなく怖いイメージがあるんだけど…

不安なことは医師や看護師に聞いてみましょう。

本来ならば月に1~2個の卵子が排卵されますが、実際はそのために数百個の卵子が毎月卵巣から消えています。排卵に向けて、数百個の卵が成長を続ける中で徐々に淘汰されていき、最後に生き残った1~2個だけが排卵しているのです。排卵誘発剤はこの淘汰されていく卵にも働きかけ、成長を促す薬であるといえます。
排卵誘発剤には飲み薬と注射薬があり、もっともポピュラーなのが飲み薬であるクロミフェン。不妊検査によって排卵がうまくできていないことが分かれば、まずはこのクロミフェンを処方されることが多いでしょう。しかし副作用もありますから医師の話をしっかりと聞いたうえで飲むことが大切です。
なかには「排卵誘発剤は使いたくない」と考える人もいるかもしれません。しかし症状によっては排卵誘発剤を使わないと妊娠できないケースもあります。(逆に症状によっては使わなくても妊娠できるケースもあります)
「自分にはなぜ薬が必要なのか」を医師や看護師にきちんと確認したうえで、納得して治療をうけることが大切です。

はじめての不妊治療

はじめての不妊治療の方に向けて、「不妊治療とは」「セルフチェック」「不妊治療の流れ」「治療方法」「運命の病院に出会う5つのコツ」「初めて体験」「パートナー(男性)の不妊について」「不妊治療用語集」をまとめました。

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