もくじ
2歳半はとても個人差の出る時期です。
すっかりおしゃべりが上手な子から、まだつたない言葉の子もいます。
運動能力や男女にも差があります。そしてイヤイヤ期真っただ中で、いうことを聞いてくれず、どうやって接したらよいのかと悩んでいるママも多いはずです。
今回は、2歳半の発育の目安や、注意点などについて紹介していきます。
2歳半の体型
2歳半の平均的な身長と体重について説明していきます。
身長
2歳半の平均身長は男子は91.2cm、女子は89.9cmです。身長も伸びてきて、テーブルの上にも手が届くようになります。
台所では、包丁など手に取れるようになるので、手の届かないところにおくようにしましょう。
体重
2歳半の平均体重は男子は13.1kgで女子は12.5kgです。
子供の運動量や食事量によって差が出ます。平均より体重が多くても、必要以上に気にすることはありません。
逆に食事制限などをすると、必要な栄養素が取れなくなるので、する必要はありません。
もし気になるようでしたら、小児科や保健師に相談をしてみましょう。
平均体重 | 平均身長 | |
---|---|---|
男児 | 13.1kg | 91.2cm |
女児 | 12.5kg | 89.9cm |
食事の変化
2歳半には色々なものが食べられるようになっています。
しかし逆に好き嫌いが出てきて、偏食になりがちな時期でもあります。
ながら食べや、立ち上がり歩きながら食べたりしてしまう子もいます。
この時期の子供は食べムラもあり、食べるときと食べない時の差があります。
食事のむらがあっても、食事時間をのばしたり、不規則に何回も食事を与えるのではなく、時間を決めて規則的に与えるようにしましょう。
そうすることで食事習慣を身に着けることができます。
そして食事は家族みんなで食卓につき、食事は楽しいイメージを持たせましょう。
食事の盛り付けや調理方法などを工夫したり、食べ物の出てくる絵本を読んだりすると、食事に対して関心を高めることができます。
2歳半の体の発達
2歳半になると身体もすっかり発達してきて、動きがより活発になってきます。
運動能力
走ったりするのもとても上手になります。
少し高い所からのジャンプしたり、鉄棒にぶら下がってみたり、ブランコに自分で乗れるようになったりまします。
まだ危険な所とそうでない所の区別がつかず、それでいて多くのことができるようになるので、親は目を離さないようにして、だめな時はだめと教えてあげましょう。
手先の器用さ
手先も器用になり、ご飯もスプーンで自分で食べられるようになる、絵本のページも上手に捲れる、簡単な服のボタンかけも自分でやるようになってきます。
ハサミも教えれば使えるようになります。大人と一緒に紙を切ったりして遊んでみましょう。
2歳半の心の発達
2歳半の言葉や知能はどんな状態になっているでしょうか?
言葉
2歳半になると3語文も話せるようになります。
この頃の話せる単語の量は450語程で、2語文が話せるのが目安になります。
「ママ、公園」「滑り台滑る」などある程度の会話ができるようになっています。
早い子だと3語文も話せるようになっています。
しかし、言葉はとても個人差が大きいです。2歳半でまだ2語文が出ないからといって焦る必要はありません。
注目するポイントは、大人の簡単な指示が分かるか、耳はきちんと聞こえているか、子供と目が合うか、などです。
また子供が大人しい内向的な子供も、話すのが遅い傾向があります。
その子の個性ととらえて、気長に見守りましょう。子供の様子で言葉が遅い他に、何か気になることがあれば、保健師などに相談をしてみてもいいかもしれません。
知能
2歳半になると、自分というものが分かってきます。
自分のことを名前や「僕」「私」と呼ぶようになり、やりたいこと説明できるようになります。
記憶力も発達してきて、お散歩に行って起こった出来事を覚えているようになります。
例えば、公園でお友達と遊んだら、次の日そのお友達が来ているのか探したりしています。
この時期は色々なものを覚えていく時期なので、たくさんお出かけお散歩してたくさん五感を刺激してあげましょう。
2歳半の男の子と女の子
2歳半になると男の子と女の子、徐々に成長面での差が出てきます。
男の子
体格では男の子のほうが大きくなっていきます。
しかし、女の子に比べると言葉の発達はやや遅めといわれることが多いです。
男の子のほうが、子供っぽく、ママにぺったりしている子が多いように感じます。
遊びは電車などの乗り物が好きで、チャンバラごっこなども好きです。
女の子
女の子は少し身長も体重も小さめです。
遊びはおままごとや砂場遊びが好きな子供が多いです。
男の子より言葉の発達が早めで、ママの口癖をまねしておままごとをして遊んだりします。
2歳半になるとできること

2歳半になると、どんなことができるようになるのでしょうか?
歯磨き、いたずら
2歳6か月になると、歯磨きも自分でできるようになります。好きな子は自分からやりたがります。
そしていたずらも立派にできるようになります。
DVDを入れる所におもちゃや鉛筆を入れたり、ティッシュを全部出したり、コップの水をわざとこぼしたりします。
それも全部好奇心からくるものです。こうやったらどうなるんだろう?と本人は考えています。
人に危害を加えたり、危険ないたずらはきちんと説明するようにしましょう。
トイレトレーニング
2歳半になるとおむつがとれて、トイレで排せつができる子がでてきます。
膀胱がある程度のおしっこを貯められるようになってきたからです。
しかしトイレトレーニングは個人差が大きいので、みんながおむつ取れているからといっても、焦る必要はありません。
誰もがいつかはおむつは外れていきます。親は長い目で見てあげて、その子が自分からトイレに行くようになるのを待ちましょう。
反抗期

2歳半はイヤイヤ期真っただ中です。
何でもかんでも「いやいや」いいます。1歳後半頃から出て、4歳頃まで続きますが、2歳は特にピークになります。
このイヤイヤ期は第一次反抗期でもあり、自分の意思を貫こうとしているんです。
感情を爆発させると、相手が怒ったり、泣いたりします。
そしてどんなことを言ったら叱られるか、どの程度は許される範囲なのかをこの時期に体験することで学習していきます。
この反抗期は子供にとってとても大切なものなので、順調に成長している証拠と思って大きな目で見守ってあげましょう。
イヤイヤしてしまうのは、2歳は言葉をうまく伝えられないので、そのフラストレーションがたまって起こってしまうこともあります。
徐々に言葉の意思疎通ができてくることで、イヤイヤも落ち着いてきます。
叱り方
2歳半になると、ある程度親の言うことを理解できるようになっています。
頭ごなしに怒鳴るのはよい叱り方ではありません。
そのため、「包丁は切れたら痛いから触らないよ」ときちんと理由を説明して叱るようにします。
遊び方
2歳6か月はいろいろなことに興味をもっています。
そのため、昼間はなるべくお外で遊び刺激を与えてあげましょう。
公園でブランコや滑り台、かけっこをすることで体力も付きます。
そしてこの頃には自分の好きな遊びがあります。例えば電車が好きだったらレールを作って遊んだり、電車を見ては喜んだりします。
その子の好きなものを取り入れて、伸ばしていってあげましょう。
ママの大変な部分
やはり2歳半となると、身体もできてくるので、少し遊んだくらいでは体力がありあまってしまいます。
ママはそんな子供についていくのがやっとで心身共に疲れてしまいますよね。
どうしても辛い時は、テレビの日を作ってしまうのも手です。
ママも風邪や体調不良で横になって痛い時もありますよね。
そんな時は録画しておいたアニメのDVDを見てもらうのも決して悪いことではありません。
それなら少し目を離していても危ないことはないので、安全です。
年がら年中テレビばかり観ていてはあまりよくはありませんが、雨の日やママが休みたい時だけど、子供と約束をして見せるのも一つの方法です。
たまにはパパがお休みの日は、ママだけの時間をもらってリフレッシュをするようにしましょう。
ママも24時間ママでいることは大変です。自分もきちんといたわりましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は2歳半のこどもの成長について紹介しました。
2歳半はイヤイヤ期もピークを迎えて、毎日疲れているママもたくさんいると思います。
この時期に育児は大変ですが、それも順調に成長している証拠です。
大変なことも多いですが、子供の成長や可愛さを感じられる時です。
ママも子供と一緒に遊んだり、お散歩をして育児を楽しんでください。