神戸蘭子さんの「ポジティブ妊活」

第5回

私が妊娠できた理由

仕事が忙しい夫には気持ちを素直に伝えた

妊娠は夫もすごく喜んでくれましたが、妊活中に協力的だったかというと…うーん…という感じ(笑)。というのも、夫は仕事がとても忙しい人なんですね。だから結婚したときから「期待しないようにしよう」っていうことは思っていました。「(協力)できないのは当たり前」だと思ってきたので、妊活についても、私から「こうして欲しい」みたいな要望もしませんでした。
ただ、ふだんの会話の中で「今日病院行ってくるよ」とか「タイミングをとるのはこの辺らしいよ」とか、そういった会話はちゃんとできていたと思います。「なかなかうまくいかなくて悲しい」という気持ちは私は素直に伝えていたし、「次はがんばろうね」っていう前向きな会話もしていたと思います。私が落ち込んでいたときは、「僕も検査に行こうか」って言ってくれたこともありました。
もしかしたら男性は、女性と違ってそこまで“妊活”に対する実感がないのかもしれないですね。病院に行って男性が治療を受けたりすれば、実感するのかもしれないけど…。たぶん夫も実感がなかったからこそ、やさしい言葉をかけてくれたのかもしれないなと、今になって思います。私が思うほど、深刻には思っていなかったのかなって。

ギリギリ間に合って立ち会い出産できました

出産は無痛分娩でした。でも無痛分娩ができる病院を選んだわけではなくて、近所の病院に行ったら、たまたま無痛分娩も扱っている施設だったんです。あまり知識がないまま行ったんですが、そこで初めて説明を受けて、無痛を選びました。
妊婦健診も、夫が付き添ってくれたことは一度もなくて(笑)。病院に付き添っているご主人を見ると素敵だなとは思いましたが、私自身「夫が一緒に来ないと嫌だ」っていうタイプでもないので、私から誘ったこともありませんでした。
実は、いざ産むっていうときも私一人だったんです(笑)。しかも、無痛の麻酔が効きにくかったのか、定期的にやってくる陣痛の痛みも一人で耐えるしかなくて。でも、その後、麻酔を追加してもらったらすごくラクになって、そしたらヒマになっちゃって(笑)。LINEで姉やお友達に状況を逐一報告していましたね。
「そろそろ生む準備をしようか」っていう頃になっても夫は現れず、ホントさびしくて(笑)。ようやく到着したのは生まれる寸前。夫が来て1回いきんだら生まれました(笑)。 夫はそういうところしか見ていないから、すごくラクな出産だったと思っているようで、私としては失敗したな…と思っています(笑)。

環境を整えるのに労力は使ったけれど、その後はストレスフリーに

私が妊娠し出産できたのは、すべてのタイミングがうまく合ったからかなと思います。
妊活をするにあたって、私はいろんな環境を整えました。仕事をセーブしたこともそうだし、人付き合いも変えました。こちらが嫌な気持ちになってしまうような人とは、できるだけ距離を置くようにしたり。そのためには労力は使いましたけど、でもそれができなかったらもっとイライラして、夫ともケンカになっていたかもしれません。
環境を整えたことで生活もおだやかになって、ストレスフリーな状況になり、自分でも気持ちが落ち着いているなと実感することができました。
でも、治療がなかなかうまくいかないと、やっぱり落ち込みます。悲しくてどうしようもないから、友達を誘って飲みに行って…すごく飲みました(笑)。そこで発散して、次へ!って切り替えて。そうやってうまく発散できていたから、不満を夫にぶつけることもなかったです。
どれかが1個欠けたらだめだったと思うし、すべてがちょうどいいタイミングだったんじゃないかなと思います。

次回は、妊活をふりかえって、今思うことについてお話します。


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