妊娠中のおっぱいトレーニング&おっぱいケア
妊娠中におっぱいトレーニングや正しいおっぱいのケアを行い、産後すぐからスムーズに授乳ができるようにしておきましょう。
産後はママの心が不安定になりがちで、授乳がうまくいかないとさらに気持ちが落ち込んで、育児が苦痛になってしまうこともあります。
そうならないために、妊娠中からおっぱいのトレーニングやマッサージでしっかりケアをしましょう。
どうしておっぱいトレーニングやマッサージが必要なのか
赤ちゃんが授乳のときにおっぱいを吸う力は想像以上に強く、今まで吸われたことのない乳首は痛みやすく、伸びも悪いので簡単に切れてしまうことがあります。
妊娠中のおっぱいトレーニングをすることで、乳首が鍛えられ伸びがよくなりトラブルを予防できるのです。
乳首は人によって形が違い、なかには陥没乳首のようにできるだけ出産までに手入れしておいた方がよいこともあります。
安定期に入ったら自分の乳首をチェックして、乳首にトラブルがあった場合は毎日のマッサージや手入れで、赤ちゃんが吸いやすい形にすることが大切です。
おっぱいトレーニングをするのはママのためだけではなく、赤ちゃんのためにもなるのです。
赤ちゃんはおっぱいを舌にからめて母乳を飲みますが、この時乳首の伸びが悪いと舌にうまくからまず滑ってしまいうまく飲めません。特に伸びが悪い人はしっかり伸びるようにしておきましょう。
出産で疲れているのに授乳がうまくできないと、精神的につらくなってしまうこともあります。
おっぱいを触るのが恥ずかしい人も頑張っておっぱいトレーニングをして、産後の悩みを少しでも解消しておくといいと思います。
自分の乳首をチェックしましょう!
理想の乳頭 | おっぱいの先に膨らみがあり付け根は少しくびれていて、引っ張った時に2センチくらい伸びると、赤ちゃんが吸いやすいおっぱいです。伸びが悪い時は伸びるようにトレーニングしておきましょう。 |
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扁平 | 乳頭が出ていなく平らな状態。伸びが良ければいいですが、悪い場合はマッサージをして伸びを良くしておきましょう。 |
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陥没 | 乳頭がおっぱいの中に入り込んでいる状態。乳頭が隠れているため刺激に弱く、赤ちゃんに吸われると傷つきやすいのでトレーニングをし、乳頭は乳頭吸引器などで外に出るようにしましょう。 |
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小さい | 乳頭が小さいと圧力がかかりやすいので傷つきやすく、赤ちゃんが舌に巻き込めず吸いにくいのでマッサージで、大きくなるようにしながら鍛えておきましょう。 |
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大きい | 乳頭が大きいと赤ちゃんの口に入らなないことや、うまく吸えない事もあります。ですからマッサージをして乳頭を柔らかくしておくといいと思います。 |
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乳頭は人によって違いトラブルのある人はたくさんいます。
母乳にはたくさんのメリットがあるので、はじめからあきらめず毎日少しずつトレーニングやマッサージをして、スムーズに母乳育児ができるようにしましょう。
おっぱいのトレーニング方法
妊娠経過が順調な時は、安定期に入る妊娠16週頃になったらおっぱいチェックをして、36週頃までにトレーニングをはじめるといいと思います。
子宮が張りやすい人はトレーニングを行う前に、専門医の指導を受けてから専門医の指導の下でトレーニングを行いましょう。
トレーニングをしているときに子宮が張ってきたら中止してください。
トレーニングやマッサージは手を清潔にしてから、入浴中など皮膚が柔らかくなっている時に行うのがお勧めです。
おっぱいのトレーニングを始めると分泌物が出はじめ、入管や乳口に詰まることがありますが、取り除く時は乳頭を傷つけないように注意して取り除きましょう。
妊娠中に分泌物が出なくても母乳が出ないという訳ではないので心配しないようにしましょう。
トレーニング方法
基本の持ち方
片方の手はおっぱいを下から支え、もう片方の手は親指と人差し指と中指で乳頭の根元を持ちます。
トレーニング
基本の持ち方で乳頭をいろいろな方向に伸ばしマッサージします。
1日1回2、3分程度マッサージしましょう。必ず痛くない程度にして無理に引っ張ったりひねったりしないようにしましょう。
1回で強くたくさんするのではなく、毎日少しずつ行い伸びのいいおっぱいにしましょう。
陥没、扁平のケア
陥没や扁平の場合はマッサージの前に、乳頭を2秒ほど押しましょう。
圧迫トレーニング
3本の指で乳首を掴みいろいろな角度から痛くない程度に圧迫します。