フジテレビドラマ「隣の家族は青く見える」スペシャルインタビュー

フジテレビドラマ「隣の家族は青く見える」スペシャルインタビュー

「隣の家族は青く見える」がうまれたきっかけは、友人や周囲の声でした。

実は3、4年ほど前から脚本家の中谷まゆみさんと「妊活のドラマを作りたいね」と話をしていました。というのも、実際、僕の親しい友人をはじめ、たくさんの人が「妊活」をしていて、「子どもが欲しいんだけど、なかなか授からない」という話をよく耳にするようになっていたからです。僕はもともと女性を主人公としたオリジナルドラマをつくることが多かったのですが、現代の女性を描くにあたって、「妊活」は今取り上げるべきテーマだなと肌で感じました。

僕たちは「不妊」という言葉を使わず「妊活」という言葉を使っていますが、日本では「妊娠は自然にするもの」と考えられており、昔から「結婚して、子どもを授かり、親になる」という未来が、本当にあたりまえだと考えられていました。しかし、今はそうではない。結婚して、母になりたい、父になりたいと思ったとき、初めてそれが「簡単ではない」ことに気づく人がとても多いんですよね。そして、そこから「妊活」という壁に夫婦で向き合うことになる。そういった周囲の人達の声を聞いて、「もっとこの事実をみんなが知っていたほうがいい」と思ったんです。子どもを授かることの難しさをもっと認知できれば、もっと気軽に「妊活」について話せるような社会になるはず。そんな思いから、「妊活」は「今、とりあげるべきテーマ」だと思い、このドラマを企画しました。

ドラマで描かれる「妊活ライフ」は、リアルに明るく。

深田恭子さんと松山ケンイチさんが演じる五十嵐奈々(35才)と五十嵐大器(32才)の二人はどこにでもいるような普通の明るい夫婦です。活発な妻と優しいけれどちょっと頼りない夫。周囲からのプレッシャーもあり、新居に引っ越したことをきっかけに「妊活」をスタートするのですが、どうもうまくいかない。ドラマはそこからスタートします。「妊活」のリアルを描くためにクリニックのシーンもありますし、「不妊症」という言葉も出てきます。しかし、ぼくはこのテーマを暗いものとして扱いたくなかったので、ドラマ自体は「妊活」を真面目に明るく描いていく予定です。

深田さんの持ち前の明るさと透明感で、奈々という人物が時には傷つきながらも、「妊活」に前向きに取り組む姿が描かれていますので、楽しみにしていてください。また「妊活」を、夫はどんな姿勢で受け止め、どう立ち向かうのかもしっかり描いていく予定ですので、そこも見どころのひとつ。主人公の夫婦と同世代のみなさんや妊活経験者の方々には「そうそう」「わかるわかる」と共感しながら楽しんでいただけるのではないかと思っています。そして、この問題を今まで直視してこなかった、奈々&大器夫婦の親世代や、これから結婚を考える若者のみなさんには、新たな発見のあるドラマになればと思っています。

「妊活」のイメージを変えたい

ドラマ制作にあたって、不妊治療の経験者の方に取材をしました。その際、治療の難しさと辛さから、ネガティブなイメージがあることを実感しました。しかしそれでも前向きに明るく治療に向き合っている方も多く、その姿がとても印象的で、僕はぜひそれを描きたいと思ったんです。

昔から「子どもができる」ことは、日本ではどこかファンタジーで、「こうのとりが運んできた」という風に描かれがちです。しかし、実際にはそうではない。このドラマでは「子づくり」に向き合う夫婦の努力や苦悩をしっかり描きつつも、その前向きな姿も描いていきます。それにより、「妊活」へのイメージを少しでも変えられればと思っています。

取材の中で、「不妊ではなく、未妊」という言葉を聞いて、思わずうなずきました。「まだ妊娠していないだけの夫婦」。そのリアルな「妊活ライフ」が描けたらと思います。

もうひとつの見どころは、「コーポラティブハウス」の隣人たち

主人公の奈々&大器が引っ越した新居は、「コーポラティブハウス」。これは、居住者がさまざまな意見を出し合って作り上げる集合住宅で、一戸建てよりリーズナブルな価格で、マンションよりデザインや設計にこだわることができるということで、今、都心では少しずつ注目されるようになってきている新しい形の住まいです。ただ、設計段階から何度も居住者同士が打ち合わせをすることもあり、隣に住むのがどんな家族なのかが、とても“あけすけ”なんです。家族構成はもちろん、どんな仕事をしているのか、どんな趣味があるのか、どんな未来を夢見ているのか、様々な家族の内情が見える状態で居住者は暮らしています。

奈々&大器の新居も同様に、様々な人達が周囲に住んでいます。“理想的な家族像を追求する妻と失業中の夫&子ども”、“子どもが欲しくない女性とバツイチ男性”、“子どもを持つことを真剣に考えている男性同士のカップル”など。彼ら、個性的な隣人たちの持つ、それぞれの価値観にもぜひ注目してみてください。

今回のドラマを作るにあたって、脚本家の中谷さんとは「妊活をテーマにしているけれども、一方で子どもの欲しくない人たちもいることもちゃんと描きたいね」という話をしました。現代社会には、本当にいろいろな「家族のカタチ」があり、それぞれの「幸せのカタチ」があります。おそらく、みなさんをとりまく隣人たちもそうなのではないでしょうか。

様々な価値観を持つ人たちが繰り広げる物語を、みなさんが共感しながら、隣人の物語のように感じてくださると嬉しいです。

隣人、小宮山家の妻、深雪さんのセリフにも注目!

奈々と大器の隣人である小宮山家は、子どもがいる家族なんですが、夫は会社を辞めてしまっています。しかし、その妻である深雪は“子どもと理想の家族像に執着する”女性。この深雪は、演じている真飛 真さんが「大丈夫ですかね?」と心配してしまうほど、子どもがいない人にとってはヒドイと感じられるようなセリフを語ります。でもそこには、昔から理想とされてきた女性論があり、今もそれは「世論」や「普通」という形で女性を苦しめているんです。深雪はその象徴のような存在。このドラマは、そんな女性をとりまく「偏見」を浮き彫りにすることで、そこに奈々たちがどう向き合っていくのかをしっかり描こうとしています。ぜひそこにも注目してみてください。

「妊活」を描くことは、ラブストーリーを描くこと

このドラマを作っていて、「これはラブストーリーだな」と感じました。「妊活」を軸にして描く夫婦のピュアなラブストーリー。奈々と大器が寄り添いながら「妊活」に立ち向かう姿はまさにそれそのものです。

現代社会には、様々な形の家族があります。それぞれが、他人の視線から解放されて、自分の幸せを見つめた時、そこにはどんな幸せのカタチがあるのか。奈々と大器が見つける幸せとは。ドラマを通して、みなさんにも身近なできごととして、彼らのストーリーを感じていただければ嬉しいです。

ドラマ撮影現場から♪

主人公を演じる深田恭子さんのマイペースなキャラクターと松山ケンイチさんのあたたかい雰囲気で、ドラマの撮影現場は和気あいあいとしています。ただ、スタッフも役者のみなさんも、「妊活」というデリケートなテーマをとりあげているからこそ、慎重に、“リアルな声”を大切にしているのも事実。真剣にそれに向き合う姿が、ドラマで感じられると思いますので、ぜひご覧ください!

妊活応援なびをご覧のみなさまへ

主人公の奈々と大器の二人の物語を身近に感じながら観ていただけたら、うれしいです。「妊活」に向き合う妻の気持ち、夫の気持ちも丁寧に描いていますので、夫婦で楽しめる内容になっているはず! ご覧になって、ぜひ、意見やアドバイスをいただければと思っています。
また、ドラマは妊活中の方々だけでなく、その親世代にむけたメッセージも発信していきます。このドラマをきっかけに、多くの人が「妊活」というもの認知し、広く受け入れられるようになれば。そして、奈々や大器の、そしてその隣人たちの“今を生きる”姿を描くことで、おこがましくはありますが、日本の社会全体がさまざまな「幸せのカタチ」、「家族のカタチ」を受け入れるきっかけになれば、と思っています。
「今、妊活中なんです」という言葉が、もっと明るくフラットに発せられるような世の中になりますように。このドラマがそのきっかけになれますように。
みなさま、ぜひ、応援よろしくお願いします!

ドラマ情報

1/18木曜22時スタート
フジテレビドラマ「隣の家族は青く見える」
脚本:中谷まゆみ
プロデューサー:中野利幸
出演:深田恭子、松山ケンイチ、平山浩行、高橋メアリージュン、ほか

公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/tonari_no_kazoku/

公式Twitter:@tona_kazo

公式Instagram:tonarinokazoku


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